ページ内のCTAボタンはどのくらい置くのがいいの? 教えて偉い人!

Pocket

main

Webサイトにおいて重要な要素の1つにCTA(Call To Action 以降CTA)ボタンがあります。
「問い合わせはこちら」などのボタンですね。

サイト型のWebサイトでも1枚もののランディングページでも、このCTAはとても重要な要素です。Webサイトを見て、では問い合わせしよう(アクションを起こそう)と思ってもCTAが無いとユーザーが具体的なアクションを起こせなくなってしまいます。
そのため、特に1枚もののランディングページではこれでもかというくらいCTAがたくさん設置されてるページも見かけます。

ユーザーが問い合わせしやすいように1つでも多くCTAを置くべき、という考えもあるかもしれませんが、個人的にはそんなにたくさん置いてもそんなに意味ないでしょ、と思うところもありますがよく分からないので教えて偉い人!と言っても誰も教えてくれないかもしれないので、いくつか自分で実験してみました。


検証の仕方としては、
・検証するCTAにイベントトラッキングを設定
・その上で、Googleアナリティクス(以降GA)で「すべてのセッション」、「コンバージョンが達成されたセッション」それぞれのデータでのCTAのクリックを比較して結論、見解を出す

形でやってみました。


参考:今回のデータの見方

今回、「すべてのセッション」と「コンバージョンが達成されたセッション」それぞれのセグメントでデータを見ますが、この見方がそもそも分からない方もいるかもしれないので念のため見方をお伝えします。

1

まず、GAにログインするとナビゲーションの下に赤枠の「すべてのセッション」と表記されてるところをクリック。
GAはデフォルトでは何もセグメントされてないアクセスデータが表示されてるようになっています。ここをクリックすると、色々なセグメントが用意されていて適用することができたり、自由に好きなセグメントを作成することも可能です。

2
その中から今回の「コンバージョンが達成されたセッション」を選んで「すべてのセッション」のチェックを外すと、文字通りコンバージョンをしたアクセスのデータに絞ってみることができます。

※この他にGAの目標設定と計測するCTAにそれぞれイベントトラッキングを設定しています。

参考終わり。


ケース1:1枚もののランディングページ / B to C / CTA 4つ

case2

上記のように1枚もののランディングページでCTAは全部で4つある場合の例です。
B to Cで価格はかなり安く、あらかじめ買おうとしてない人が偶然見て「あ、別にそこまで必要じゃないけど安いから買っておこうかな」という心理で買っても不思議ではない商材です。

まずはこのケースで検証。

「すべてのセッション」での計測結果
※CTAの番号とクリックされた割合を掲載しています。
※実数値は掲載できないので、すべてパーセンテージにしています。
※CTAをクリックしたら問い合わせフォームまたは商品カートに遷移する仕様です。
上記3つは他のケースも同様。

3
すべてのセッションでは、9割が1番目のボタンをクリックしています。
圧倒的ですね。メインビジュアルのすぐ下に1つ目のCTAがあるのと、メインビジュアルで商材や価格などが分かるデザインなので、最低限の情報が分かったら、では次に。という方が多いのではと思います。


「コンバージョンが達成されたセッション」での計測結果
4

一方でコンバージョンが達成されたセッションにすると、、
1番目のCTAをクリックして買う人が相変わらず多いのですが、83%まで減って、残りは4番目のCTAをクリックした人が購入に至ってます。

すぐ買うか、ページ内の情報を全て見て買うか、のどちらかに分かれ、途中にある2,3番目のCTAをクリックした人は購入には至らずという結果でした。
なんででしょうね?間違って押してるとか?
このページはけっこう縦長なのですが、この結果から見ると、中途半端に押させるくらいだったら、2,3番目のCTAは外しても問題ないかもしれません。


低単価の商材の場合は、
・メインビジュアル付近で最大限購入意欲を高める訴求、デザインとなるように心がける
・ユーザーはすぐ買うか、じっくり見て買うかのどちらかに偏る可能性が高い
ということが言えるのかなと思いました。


ケース2:1枚もののランディングページ / B to B / CTA 3つ

case1

お次はBtoBのランディングページでCTAは全部で3つある場合の例です。
かなり高額で検討期間もだいぶ長い、サービス購入までには色々な検討材料を集めてどうするか、部署、会社全体で意思決定するような難しい商材です。
(もう難しいからマーケティングするのやめてどっかに逃げてしまいたい、いやマジで)


「すべてのセッション」での計測結果
5

すべてのセッションではケース1同様、1番目のCTAがクリックされ、キレイに右肩下がりしています。
ヒートマップのデータ等も併せて見るべきだと思いますが、メインビジュアル以外の情報も必要とされてるのではと思いました。


「コンバージョンが達成されたセッション」での計測結果
6

ではコンバージョンが達成されたセッションはどうかと言うと、すべてのセッションとそこまで変わらない割合でした。最初のボタンでコンバージョンする人がやはり多いですが、2,3番目でもそこそこコンバージョンが出ている。

個人的には、上述したように、色々な検討材料を集めてどうするか決めるような商材なので、全ての情報を見終わった3番目のCTAでコンバージョンするユーザーが最も多いのでは、と思っていましたが、そうではありませんでした。
なんででしょうね?

BtoBの場合、基本的にはWebサイトだけでは完結せず(購入決定、成約にはならない)リアルでの商談が次に待ってます。今回のような高額商材であればなおさら営業スタッフから実際の話を聞いたりする必要があります。そのため、もしかしたら、そこそこの情報を見たら(この会社、サービスだったら買うかどうかは分からないけどとりあえず商談してもいいかなと判断したら)問い合わせするのかもしれません。それが1番目のCTAだったり2番目だったりそれは人それぞれ。そして、1社ではなく複数の会社のWebサイトを見て同様の流れで情報をザッと見て、ある程度良い感じだったら問い合わせする。
的な感じなのかなぁと思いました。


高額商材の場合は、
・信頼を与えるコンテンツ、デザインとなるように心がける
・ユーザーがすぐ反応できるように、ある程度複数CTAを置いてあげる
ということが言えるのかなと思いました。



ケース3:サイト型のサービス詳細ページ / B to B / CTA 2つ

case3

伝えるのが難しいのですが、ケース2のような検討期間を長く要するような高額商材ではなく、部長、課長レベルで購入の意思決定をできるような一般的な価格の商材です。(一般的な価格ってなんだ 笑)

「すべてのセッション」での計測結果
7-2

CTAの数は2つでメインビジュアル下に1つ、コンテンツの最後に1つという構成です。
全体の数値としては、どちらのボタンもほぼ同じ数がクリックされています。

はい、次。

「コンバージョンが達成されたセッション」での計測結果
8-2

今回のケースの中で初めて1番目以外のCTAで多くコンバージョンを獲得した例となりました。
最後までコンテンツを読んでCTAをクリックした人の方がコンバージョンに至ってます。

なんででしょうね?
ケース2のような高額商材ではなく、比較的短期間で購入の意思決定ができるから、(リアルの商談はあるけど)Webサイトのコンテンツをじっくり確認して会社やサービスを理解しよう。というユーザーの心理なのでは、、かと思いました。

じゃあ、コンテンツを読ませるために1番目のボタンはいらないのか、というとそうではなく、(Webサイトの情報はそこまで重要視していなくて)単に複数の会社に相見積もりをとりたいような急ぎのお客様もいると思うので、1番目のボタンも重要かと思います。
(でも、もし1番目のCTAでのコンバージョンが極端に少ないのであれば離脱の要因になってしまっている可能性があるので、削除を検討してもいいかもしれないですね)




以上。

B to CやB to B、低単価や高額商材などで、それぞれ違った特徴や傾向が見えたのでこれと同じような条件のWebサイトの場合は同じような考えでプロモーションすればいいかというと決してそうではなく、やっぱりよく分からないからページ内のCTAボタンはどのくらい置くのがいいの? 教えて偉い人!

Pocket

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ