GTMでクロスドメイン、同一URLのフォームのWebサイトの計測方法を忘れないように自分のためにまとめる俺得な記事

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比較的よく見かけるWebサイトの作りで以下のようなケースがあります。

●クロスドメイン
●問い合わせフォームが入力・確認・完了と全て同一URL


このようなときに正しくアクセスデータを計測するために、通常のGA(Google アナリティクス)タグを修正してもいいのですが、GTM(グーグルタグマネージャー)を使うとスマートに計測できるので今回はその方法をお伝えします。


と、その前に、

●クロスドメイン
●問い合わせフォームが入力・確認・完了と全て同一URL

この状況がそもそもよく分からない方もいるかもしれないので、軽くご説明します。

クロスドメインって何?

クロスドメイン、、
初めて名前を聞く人にとってはどのような状況かイメージが少し難しいかもしれませんね。
クロスなんたら、とか言ってちょっとカッコいい響きですが、

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決して、こういう必殺技的なものではありません念のため。


本体のWebサイトがhttp://kubolog.net/だとして、
問い合わせフォームがhttp://kubolog.net/とは異なるhttp://toiawaseform.net/のような、1つのWebサイトの中に2つ以上ドメインが存在する場合の状況をクロスドメインと言います。

自社でのフォームの開発が難しく、外部のASPでフォームを用意してある場合など、ECサイトのショッピングカートや病院の予約フォームなんかでよく見られます。
※ちなみに、このようなクロスドメインだった場合でも、フォームさえ正しく機能すればWebサイトの活用自体には何ら問題ありません。普通に活用できますが、ただし、後々アクセスデータを分析するとなった場合に少々支障がでます。

例えば、以下は参考画像となりますが、

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GAで目標設定をしてあればどのアクセスチャネル(自然検索なのかリスティング広告なのか参照元なのか、など)からコンバージョンしたかを確認することができます。
※GAの目標設定はしてあるものとする。

合計40件のコンバージョンの内、ヤフープロモーション広告(yahoo/cpc)から21件、Googleの自然検索から2件(google/organic)コンバージョンしたんだな、というのが分かりますし、このデータからリスティング広告でコンバージョンとれるからもっと広告費増やそう、などの戦略を立てることもできるかと思います。


ただ、これがクロスドメインのWebサイトだとどうなるかというと、、

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85件のコンバージョンの内、81件というほぼ全てのコンバージョンが
●●●●●●● / referral
となっています。
※referralとは外部のWebサイトからのリンクを通して訪れたアクセスを指します。

これは本当であれば最初の画像のようにヤフープロモーション広告から○件、Googleの自然検索から○件などの内訳があるはずなのにそれが見えなくなってしまっている状態なのです。
(別なアカウントの画像を使っているのでコンバージョンの総数とか違いますがそこは気にしないでください)

ドメインが2つ以上存在する状況をクロスドメインとお伝えしましたが、ドメインが変わる時点(http://kubolog.net/からhttp://toiawaseform.net/に移る時点)でアクセスデータが切れてしまい、http://toiawaseform.net/に訪れたデータは基本的にhttp://kubolog.net/から来たデータというように捉えられてしまいます(本当はリスティング広告からなのかもしれないのに)。
つまり、今回の例で言うと、●●●●●●● / referralの●●●●●●●がkubolog.netとなってしまっている状態です。自分のドメインなのにコンバージョンに貢献したアクセスは何か、という観点で見ると外部サイトと見なされてしまうのです。
説明下手ですが多分こんな感じです。何となくでもいいので伝わってくれると嬉しいです。。


というわけで、クロスドメインだと「どのアクセスがコンバージョンに貢献したかが分からない」という問題が発生してしまうのです。
上述したようにWebサイトを使うだけであれば問題ではないのですが、アクセス解析をして次の打ち手を考えたい、とお考えであればこの対策はしていた方が何かといいです。


問い合わせフォームが入力・確認・完了と全て同一URLってどういう状況?

これは問い合わせフォームの仕様で入力・確認・完了ページが全て同一URLとなってしまっている状況です。

入力:/form/input.html
確認:/form/confirm.html
完了:/form/complete.html

ではなく、

入力:/form/index.html
確認:/form/index.html
完了:/form/index.html

と、ページが変わっても全て同じURLな問い合わせフォームに1度は出くわしたことがあるのではないでしょうか。

この場合は何が問題かというと、GAで目標設定ができないんですね。

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通常、上のように目標設定画面で完了ページのURLを指定して目標設定を行います。
URLがそれぞれ別れていれば/form/complete.htmlなどのURLを入れればそれで設定完了です。

但し、同一URLの場合、/form/index.htmlを入れることになりますが、それだと、ユーザーが入力ページに来た時点でコンバージョンが計測されることになってしまいます。

そうすると本来10件のはずのコンバージョンが(入力ページに来た人全てがカウントされるので)100件、200件という大きな数字になってしまう場合があります。
これでは正しい分析はできませんね。




やっと前置きが終わりました。
クロスドメインとフォームの同一URL。
この2つの問題の解決方法として、GAタグを直接修正する方法もありますが、例えばこれから初めてGAタグ自体を設置する、せっかくの機会だからタグマネージャーに変えてみようかな、と思われる人のためにGTMで(YTMは知らん)解決する方法をお伝えできればと思います。

フォームの同一URLの解決方法

先にフォームの同一URLの解決方法からお伝えします。

ステップ1:GTMタグを設置しよう。フォームだけちょっと変えて

まずはGTMタグを設置します。
※Webサイトは、http://kubolog.net/
 問い合わせフォームはhttp://toiawaseform.net/という
 Webサイトということにします。
※GTMのアカウント準備やタグの発行の仕方などは割愛。

基本全てのページにGTMタグを設置するのですが、http://toiawaseform.net/ドメイン内だけちょっとだけタグを変える必要があります。

通常のGTMタグは以下のような感じで、http://kubolog.net/内はこれでOKです。



http://toiawaseform.net/内ではタグを少々変えます。
フォームのURL自体はページが変わっても同じかと思いますが、ファイル自体は入力、確認、完了の3つが存在しているはずで、3つ毎にタグの一部を変更していきます。

以下は入力ページの場合、



元々のタグの下に



が追加されたのが分かるかと思います。
※「/input.html」は必ずしもこの通りでなくて構いません。

確認・完了ページでもそれぞれこのタグにして「/input.html」の部分を変えていきます。

確認ページの場合、


※/confirm.htmlに変更。

完了ページの場合、


※/complete.htmlに変更。

これでタグの設置自体は完了です。
3ページでそれぞれタグの一部を変更しましたが、これは同一URLだったフォームに仮想のページを割り振り仮想ページビューとして計測するための作業です。
説明難しいですね、、仮想ページビューについて詳しくは以下のページをご覧ください。
Googleアナリティクス基礎:仮想ページビューの設定と計測方法

とりあえず、

入力:/form/index.html
確認:/form/index.html
完了:/form/index.html

となっていて「/form/index.html」しか計測できなかった状態を

入力:/form/input.html
確認:/form/confirm.html
完了:/form/complete.html

で計測できるようにしました。


ステップ2:GTMの管理画面で変数を2つ作成する

まず、変数を2つ作ります。

1.trackPageview
最初に「trackPageview」という名前の変数を作りましょう。
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・名前は「trackPageview」
・「種類を選択」で「データレイヤーの変数」

2.event
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・名前は「event」
・「種類を選択」で「カスタムイベント」

※この変数はGTMのタグ内のデータレイヤー変数に含まれる「event」が「loadready」の時に計測を発生させるようにするための準備らしい。
よう分からんがとりあえずこの通りに。
(考えるな、感じるんだ。)


ステップ3:GTMの管理画面でトリガーを作成する

問い合わせフォームで配信するためのトリガーを作成。
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・「イベントを選択」で「カスタムイベント」
・「配信するタイミング」の
 「イベント名」で「loadready」
 「これらすべての条件が true の場合にこのトリガーを配信。」で問い合わせフォームのドメイン。
 ※先ほど仮想URLを設定しましたが、それではなく実際のドメイン。


ステップ4:GTMの管理画面でタグを作成する

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「プロダクトを選択」と「タグの種類を選択」は恐らく問題ないかと、
Googleアナリティクスとユニバーサルアナリティクスを選択。
※今更ですがユニバーサルアナリティクスでの設定方法です。

「タグを設定」以降は以下より説明。

・タグ設定
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・「トラッキングID」はご自身のIDを入力。
・「トラッキング タイプ」で「ページビュー」。
 「フィールド名」で「page」、「値」で「{{trackPageview}}」。


・配信するタイミング
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・「その他」をクリックすると、トリガーを選択できるようになるので、「ステップ3」で作成した問い合わせフォーム用のトリガーを選択。
※今回の場合だと「問い合わせフォーム」。

・「例外を作成」でここにも「ステップ3」のトリガーを設定。
※基本的に通常のGAのページビュータグが全ページ配信の設定になっている場合が多く、今回の設定と併せると二重計測となってしまうため、通常のGAのページビュータグを問い合わせフォーム内では計測しないようにする設定。
(ここも考えるな、感じるんだ。)


これで、GTMの公開すれば問い合わせフォーム内の同一URL問題は解消します。
※必ず正しく計測できているかの確認をしてください。



クロスドメインの解決方法

続いてクロスドメインの解決方法です。
こちらはGTMの場合、非常に簡単です。

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通常のGAのタグの「タグを設定」箇所を調整します。

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・「その他の設定」でフィールドを「allowLinker」、値を「true」にします。

・「クロスドメイン トラッキング」の「自動リンクドメイン」に該当する2つのドメインを入力。
※今回であれば、kubolog.net,toiawaseform.net


最後に、GAの管理画面で、
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「プロパティ」>「参照元除外リスト」と辿り、kubolog.netとtoiawaseform.netをそれぞれ除外先として登録。


これで完了です。
あら、簡単。
クロスドメイン設定はGAタグを直接修正するより明らかにGTM上で処理してしまった方が効率的です。




以上。


ちなみに、
私はシステムについては詳しくなく、今回紹介した方法は自分なりにうまくいった方法です。もしかしたら同じようにやってもうまくいかないWebサイトも中にはあるかもしれません。
また、データレイヤーとかJavascriptについては細かく分からないので記事中でご不明な点などがあってもお答えできない部分もあるかもしれないのでその場合はご自身でどうぞggrksお調べになってください。

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